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中瀬 吉昭; 栗山 将
Polym.J., 4(5), p.517 - 525, 1973/05
放射線固相重合により得られたポリテトラオキサン(TEOX)の示差熱分析を行った。得られた吸熱曲線の形は主として重合収率と関係がありこの吸熱の温度(融点)はポリマーの平均分子量に関係する。テトラオキサンを空気中で放射線重合すると、得られたポリマーの平均分子量は極大値を経て低下する。それと同時に融点も低下することから、すでに生成していた高分子量ポリマー鎖が切断されると共に、ポリマー結晶も融点の低いものになると考えられる。ポリテトラオキサンは熱処理を受け易く、160°~170Cの熱処理では、吸熱曲線はシャープになる。また170°~180Cでは溶融結晶化した試料の融点よりさらに低い温度で吸熱がある。これらの事実より、as-polymerized PTEOXは Extended型の結晶を作り、熱処理後、低融点を与えるものはfolded型と推定した。